2021年9月20日、BTS(防弾少年団)は「未来世代と文化のための大統領特別使節 (Special Presidential Envoy for Future Generations and Culture)」 として、「第76回国連総会」で演説を行いました。BTSの影響で、初めて国連のイベントを生中継で観た!という方も多いのではないでしょうか。何を隠そう、私もその1人です笑
国連総会の特別行事である「持続可能な開発目標(SDGs)モーメント」の開会セッションで、ARMYたちの声、何より青年と未来世代の代表としてその声を全世界に発信しました。
演説後にはインタビューも行われ、その様子がYouTubeにて公開されていましたね。
そのインタビューの際にBTSが座っていた椅子、実は有名な椅子なんです!
早速紹介させていただきます!
こちらは「バルセロナ・チェア」という1929年のバルセロナ万博ドイツ館に置かれた椅子です。
当時のスペイン国王・アルフォンソ13世が来館した折に座ってもらうために作られました。そのため『王の椅子』とも呼ばれます。
ドイツ館は主に鉄とガラス, 大理石で作られており、近代建築として名高い建物です。
そんな建物自体が持つ雰囲気と国王が座る権威と品位をマッチさせたバルセロナチェアは、さらに現代的な感性を持ち合わせています。「ル・コルビュジエ」「フランク・ロイド・ライト」と共に近代建築の三大巨匠の一人と呼ばれるドイツ出身の建築家「ミース・ファン・デル・ローエ」がドイツ館とともに設計しました。
X字型のスチール製の脚が美しく、非常にシンプルな構造です。
座り心地も良く、現在でも人気のある名作椅子です!
オットマン(背もたれのない椅子、足置きにも使われる)もセットされていますが、今回はありません。
と、バルセロナチェアの紹介をさせて頂きました。
なんと、スペイン国王に座ってもらうために作られた椅子だったんですね!
実は意外とお手頃な値段で購入可能で、楽天市場などでも探すことができます!
こちらは40,700円と少々値は張りますが、届かない値段帯ではありませんね!
ぜひBTSと同じ椅子に座って、王の気分を楽しんでみては?!
参考文献
「歴史の流れがひと目でわかる 名作椅子の由来図典」西川栄明 誠文堂新光社
コメント