ぼく、おれ、わたしをとめるな!

子供は時に残酷なことをしますよね。
虫を捕まえてはちゃんと世話せずにほったらかして、いくつもの命が奪われています。

ですが、私自身の経験からそれは必要なことであると言えます。

小学生の頃、ヤモリを虫かごに入れて飼っていたのですが餌を確保できず水しか与えていませんでした。その頃の私にはヤモリがどのくらいの期間餌を食べないと亡くなってしまうのかわからず、結局1週間ほど経って、案の定亡くなってしまいました。

それまでたくさんの虫たちを捕まえて虫かごで飼っていたことはあったけれど、
「ヤモリ」という、虫よりも少し大きくてしっかりとした体を持つ生き物を死なせてしまったことがとても悲しくて、小学校から帰ってきてその亡骸を目にした時、本当に申し訳ないと泣き崩れました。
今でもその申し訳なさをたまに思い出すほど強い体験でした。

今の私は猫を飼っています。初めて飼う動物がこの猫ちゃんでなくて本当に良かったと思います。
なぜなら昔の経験から、他の生き物の命を守ることの責任の重さを知ったからです。

大きくなってから知るのでは遅いのです。
学べるうちに小さい失敗をたくさん重ねるからこそ(小さいと書きましたが、もちろん虫の命も平等に尊いものだと考えています)
大きな失敗を避けることができるのです。

だから、お母さん、お父さん、ぼく・おれ・わたしを止めないで!

親御さんには絶対に危ないとわかっていること、命に関わることはもちろん止める責任があります。
ですが子供たちには「経験」がないのでそれらを判断することができません。
だからこそ、止めるべきときは納得できる理由を教え、それ以外の子供の「経験」になることはぜひトライさせて欲しいのです。

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